走査型トンネル顕微鏡(STM)および
原子間力顕微鏡(AFM)による物性研究


 最近はSTM・AFMを知らない人は少ないと思います。私達の研究室では、将来の応用まで考慮してSTMの自作開発を行ない、液晶分子の配向観察や界面配向転移, 分子操作の研究を行なっています。また、AFMによる結晶表面の観察も行なっています。 将来は、STM・AFMによる観察で得た知見を活用して分子レベルでの操作を行ない、 超LSIを越える電子分子素子や機能性薄膜の開発および物性研究に役立てたいと考えています。 ちなみに本講座には、世界に一台しかない自作の高圧STMがあり、高圧下(4000気圧)における原子レベルの研究を行っています。 市販品の高圧(とはとても言えない5〜10気圧)STMとは比較にならない圧力下で駆動します。

また、実験結果をよりよく理解するために分子動力学シミュレーションを使った研究も行っています。

グラファイト基板上に配列した液晶(8CB)分子